他のブログに書いたものを転載。最初は2008/1/27付け。
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Patent Troll(特許ゴロ)かどうかって話は、訴える立場にすれば死活問題というかそれがヨスガになっちゃってるわけだし、訴えられる立場にすればおいおいおまえら思い付くだけじゃなくてそれを実現しようとはしなかっただろうともいいたくなるわけで、つまるところは、俺が先なのに、という思いがこと心情的な方からみるとあるんだろうとは思います。
おそらくはそこでR&Dに資金突っ込むとか生産に資金突っ込むとかガチ勝負をしていて出てくるそうした問題ではなくて、楽してズルしていただきかしら♪((c)金糸雀)を大の大人がやっちゃうことがゴロツキ扱いを受けるんだろうなあという感じがします。
特に人の特許貰ってきてそういうようなことをやるのは、日本人的な感覚だとありえない気もしないではないですが、向こうだと上場してたりしますね。Interdigital (IDCC)とか。
んで、オープンソースなんていうカルチャーがあるところだと、そういうモデルや思想は蛇蝎の如く忌み嫌われることが想像できます。
ある意味では人間としての尊厳を問われるのに近いものがあろうかと。
さて、そんなこんなでMinerva Industriesのケータイというかハンドヘルドデバイスの基本特許の話ですが。
私としては知の神様の知性はそういうことをするためにあるのではない、とか変な感想をまず持ちましたが、それはともかく内容はこんな感じ。
technobahnの日本語記事
ここが一番まとまってるかなと思うmobilegazetteの記事
engadgetの英語記事 コメ欄がナイスです:)
US Patent Officeの全文
まあ、今回のこれは最初の申請が97年で、追加申請が2000年と2003年で、2003年でこれだったら日本に限らずNokiaあたりのケータイは既にそうだったとかって感じだと思いますが、どこまで遡って認めるかとかの問題になるんでしょうかねえ。
裁判の行方に注目、てのももちろんですが、知財立国を謳ってる方面の偉い方々が能天気にすぎることのないよう、祈るだけでなく、ちょっとこの国の方針を調べてみる価値はありそうです。