ソーシャルグラフ

SNS各社が戦略の一環として口にするソーシャルグラフ、インプリケーションがわかりにくいので、少しずつ考えていきたいと思います。

まず、整理しておくと、今のところの理解としては
・複数のSNSで複数の人間関係を持っているユーザに対し
・OpenIDやらOpen Socialやらなど使ってオープン環境で統一化できるものは統一して
・複数のSNSを利用できるようにする
・別な見方をすればSNSが実質的に統合される
・SNSのプラットフォームをオープン化または共通化する原動力になっている
という感じだと思うのですが、まあ、昔からあるIDを統合しましょう的な話でもあったりしますけど、そこにある人間関係の情報も統合すればもっと便利だよね、みたいな感じと思います。

■この辺の記事を参照
 → SNSに変革をもたらす“ソーシャルグラフ”
 → antipop ソーシャルグラフについて
 → ソーシャルグラフ活用が鍵--Demo 2008に見る今後「来そうな」企業
 → 六次の隔たり
 → Plaxoがソーシャルグラフを推進

■関連サービスとか
 → OpenID
 → Plaxo
で、それぞれのSNSのコンタクトリストを吸い上げて一元管理して、それぞれのSNSにおいては誰をコンタクトリストに載せて誰を載せないかを設定すればいい、というのがソーシャルグラフのプラットフォーム側の論理です。

とすれば、日本市場で成熟したソーシャルグラフの姿として想定されるのは、ケータイのアドレス帳を全部ウェブで管理して、モバゲーとmixiとLinkedInとで招待する人が違う、みたいなサービスになるんじゃなかろうか、と推測できますかね。
# その意味ではau×GREEとSBM×ヤフーの動きに注目ですね

その上で、ソーシャルグラフを検索できるようにしましょう、という話が幾つか出てきている感じがしてまして、これはすなわち人間関係をマネタイズするような話なわけで、例えばMicrosoftのYahooの検索部門を買収するとすれば&Facebookも買収するとすれば、Facebookの中を検索できるようにする、みたいなのは最たる例でしょうし、コマースにつながるとなれば、こんなことも気にしなければならないように思います。
 → Amazonの「ほしい物リスト」で本名や趣味がばれる? ネットで騒動に

というようなことを考えると、自分も含めて日本のコミュニティサイトにおいて堂々と本名を名乗る人が少ないことやIDを使い分ける(mixiの複数アカウントの話なんかもそうですよね)からもわかるように、行動範囲、交友範囲、趣味嗜好、職業、思想信条を赤裸々に検索可能にすることに抵抗感のある人はゴマンといるはずで、こういう行動ターゲティング広告(コンテンツ連動とか検索連動とかレコメンデーションとか)やコマースを前提とした検索を思うに、こと日本においてはソーシャルグラフも厳しいかも、と思ってしまいます。

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