amebaとPVの定義について一言

私にも立場というものがあるので、どっちが良いとか悪いとか、正しいとか間違ってるとか、そのような話はしませんが、両者の立場があまりに違うことを知らされた身としては、とりあえず議論をもう少し整理して、どこを共通認識とすべきかについて少し申し上げたいと思います。

Ameba関連サービスのPVが100億を突破したというリリースが先日出ましたが、
 → 「Ameba」が月間アクセス数100億PVを突破

これに先立ち、AmebaのPVについては一部のブロガーさんから疑念が提示されていて、私も気になってましたが、今回の100億PVについても同様の疑念が再燃したという感じになっています。
 → アメブロのアクセス数はロボットやクローラーも込み
 → アメブロのPV水増し度は"4倍"とGoogleの媒体データが証明!?グーグルアドプランナーは凄い!
 → アメブロのPVが界王拳並みな件

詳細についてはご興味があればさらに調べていただくとして、ここでポイントになってるのは
 - Google Ad Plannerとかネットレイティングスとかと数字がかけはなれている
 - これではCPMベースの広告モデルの信頼性を根幹から揺るがしかねない(新聞の押し紙と同じ)
 - ボットとかクローラーとかをPVとしてカウントしていいわけ?
といったようなことで、これらが半ば混然として語られているように思います。

上記の議論に対する反論の主なものとしては、Google Ad Plannerアテにならないよねとかあるわけですけど、特に最初の2点については、乖離が少なければさほど問題ではないという程度問題なのかもしれないと思い、ちょっとここを掘り下げるべく、会社さんに確認してみました。

利用できるデータとして直近の決算説明会資料を見ると
 → 2009年9月期第3四半期決算説明会資料 (PDF注意)

24ページ目にはその100億の月間PVのうち、半分がモバイルからということがわかりますし、25ページ目にはameblo.jpとameba.jpの合計である旨が記載されています。

さて、そのameblo.jpとameba.jpですが、Google Ad Plannerでも
 → Google Ad Plannerのameblo.jp
 → Google Ad Plannerのameba.jp
と、合計して25億PVくらいとなり、とりあえずは倍くらいまで差が縮まります。
4倍だ5倍だというほどの乖離ではないですね。

この差が大きいかどうかについては、Google Ad Plannerの信頼性がないかもという前述の話もありますし、例えばミクシィも会社の開示資料と例えばネットレイティングスのデータとでは3倍程度の開きがあるように思われますし、ボットとクローラーの件も含め、まだまだ議論の余地はあろうかと思います。

ただ、これで両者の主張がようやく同じ地平に乗ったように思うので、皆様におかれましては、今後、議論を進めるにあたり、上記の差異をまずは踏まえて下されば、より建設的になるなあと思う次第です。

さらに、その上で、例えば、ブログのあり方として、インプレッション広告でマネタイズするのに1ページ1記事ってのはどうなの的な議論がなされるのであれば、ブログメディアのあり方について、より本質的な議論に近づくのではないかと期待してます。

私は、このエコシステム的には外野に属し、観察する立場ではありますが、ネットレイティングスさんも2年前に「技術進化でPVの意味が薄れてきたんで滞在時間を新たに指標として見るよ」宣言してることもありますし、上記のブログやSNSのページの扱い方の問題も含めて、効果を計測する主体としては最終的にはユーザ単価(ユニークビジターなり登録者数なり)であるべきだとは思ってます。
 # 後出しじゃんけんみたいでよろしくないですが

もちろん、同じユーザ単価の議論をするにしても、自分も含めて、職務上、後付で売上高/PVを計算してPV単価を見るしかない立場の方々もおられましょうし、PV×クリックスルー率×コンバージョン率で顧客獲得単価を計算して・・・という方々もおられましょうし、PVは避けて通れない問題であるのは認識していますが。

なんにしても、自分がこう書くことで少しでも発展的な議論になってくれれば、と願う次第です。

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