モルドバの学生デモとtwitter、ヴィリリオのドロモロジー、ミーム

ムンバイのテロをどんなメディアよりも間近に伝えたtwitter、ついに革命の原動力にまで発展するような勢いです。
 → モルドバの学生たちの抗議活動がTwitter革命に変わりつつある

表立って伝わってくるニュースは色々ありますが、とりあえず日経の記事ではこのあたりですね。
 → モルドバ議会選、親ロ派勝利 与党共産党が過半数確保
 → モルドバで野党支持者ら暴徒化 議会選に反発、大統領府突入

つまるところ、総選挙で共産党が勝ったんですが、選挙に不正があったとして野党支持派が抗議、デモから暴動、ひょっとすると革命に発展するかも、という状況の中、学生がデモへの参加をtwitterで呼びかけている、という状況ですかね。
ここ数日、twitterのtimelineでやたらとハッシュタグで#pmanとか#moldovaとかを見かけていたのはこのことだったのか、と改めて認識した次第です。
この状況を観るにあたり、ちょっと毛色の変わったマルキシズム系統の思想家のポール・ヴィリリオなんて人を思い出してまして、この人は速度術(ドロモロジー)なんて用語で色々説明している人で、以下のような著作で、
 → 速度と政治 - 地政学から時政学へ amazon
 → 瞬間の君臨―リアルタイム世界の構造と人間社会の行方 amazon
 → 情報エネルギー化社会―現実空間の解体と速度が作り出す空間 amazon

テクノロジーによる移動・情報伝播の速度の変化と、それに対する政治・権力の迎合・利用が国際社会の力関係を決定付けてきた(速い武器を持ってる方が戦争に勝つ、くらいな感じ)、という話や
 # このへんは孫子「兵の情は速やかなるを主とす」のひとことで終わる話かも

権力と民衆の関係にも同じことがいえて、権力が民衆の移動手段や情報の伝播の速度を管理できてるかどうか、みたいな視点で政治(や革命)を分析しています。

その意味ではラ・マルセイエーズやええじゃないかのような「ミーム的なイデオロギーの伝播」も考察をすべきではないかなと思いますが、
 # わかりやすく知るには攻殻機動隊SAC攻殻機動隊SAC 2nd GIGがいいかも?

今回の件は、そういう見方をすれば、
・学生側の情報伝播の速度が権力のそれを上回っている
・そのツールとしてtwitterが機能した、
・ブログでは遅すぎる、メールではミーム的な伝播は無理
という感じに理解できるように思います。
まあ、私は体系的に思想・哲学を学んでいないのでもっと論ずるに適した論理があるのでしょうけれど、とりあえずそんな風に理解しています。

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