LINEのARPU10円、課金率5-10%って感じな件

 たまにはブログらしいブログを書いてみましょう。

LINEをやっているNHN Japanの親会社、NHNは韓国市場に上場していまして
 → Bloomberg: NHN Corp (035420.KS)
したがって決算説明会などを行うわけですが、
 → IRの業績リリースのページ
以前からハンゲやNaverを展開したり、Livedoorを買収したり、LINEが急速に伸びたりしていることで、日本の事業についても説明があります。
# そういえばTARI TARIまだ観てません。観たいですね。

さて、7月頃にはLINEのスタンプ売上が月3億だとかなんだとか出てたわけですが
 → LINEスタンプ、2カ月で3億5000万円売り上げ (ITMedia)
今回はこの決算説明会で7-9月期にはLINE売上8億円という説明がなされました。興味がある方は説明会のリプレイサービスで聞いてみて下さい。

NHNによると、日本のユーザは7月初頭には2,000万人(LINE公式ブログ)、9月上旬には2,800万人(プレスリリース)、10月下旬には3,200万人(プレスリリース)、だそうですから、9月末は多分3,000万人あたりなんでしょう。
ここから7-9月期の平均ユーザ数を2,500万くらいだと仮定してみると、1ユーザあたり月額売上(ARPU)は10円程度になると計算できるかと思います。スタンプ単価はご存じのように85-170円ですから、仮にスタンプ売上がほとんどだとすれば課金率は概ね5-10%程度と見てよいように思いました。なんとスッキリ感のある数字だろう、などと思いますね。

なお、収益源はスタンプとオフィシャルアカウントと説明されてて、その内訳はわからないのですが、先の2ヶ月で3.5億円、なんて記事を見る限りスタンプ売上の比率高いんだろうなあとは思います。

これでゲームが充実して課金アイテム売られ始めたらどんな数字になるんでしょう。わたし、気になります!

----------- ご飯食べながら追加 -----------
LINEというアプリの性格上、登録ユーザ数はほぼイコールでMAU(月次アクティブユーザ数)と考えてます。ARPUはMAUベースということで。

amebaとPVの定義について一言

私にも立場というものがあるので、どっちが良いとか悪いとか、正しいとか間違ってるとか、そのような話はしませんが、両者の立場があまりに違うことを知らされた身としては、とりあえず議論をもう少し整理して、どこを共通認識とすべきかについて少し申し上げたいと思います。

Ameba関連サービスのPVが100億を突破したというリリースが先日出ましたが、
 → 「Ameba」が月間アクセス数100億PVを突破

これに先立ち、AmebaのPVについては一部のブロガーさんから疑念が提示されていて、私も気になってましたが、今回の100億PVについても同様の疑念が再燃したという感じになっています。
 → アメブロのアクセス数はロボットやクローラーも込み
 → アメブロのPV水増し度は"4倍"とGoogleの媒体データが証明!?グーグルアドプランナーは凄い!
 → アメブロのPVが界王拳並みな件

詳細についてはご興味があればさらに調べていただくとして、ここでポイントになってるのは
 - Google Ad Plannerとかネットレイティングスとかと数字がかけはなれている
 - これではCPMベースの広告モデルの信頼性を根幹から揺るがしかねない(新聞の押し紙と同じ)
 - ボットとかクローラーとかをPVとしてカウントしていいわけ?
といったようなことで、これらが半ば混然として語られているように思います。

上記の議論に対する反論の主なものとしては、Google Ad Plannerアテにならないよねとかあるわけですけど、特に最初の2点については、乖離が少なければさほど問題ではないという程度問題なのかもしれないと思い、ちょっとここを掘り下げるべく、会社さんに確認してみました。

利用できるデータとして直近の決算説明会資料を見ると
 → 2009年9月期第3四半期決算説明会資料 (PDF注意)

24ページ目にはその100億の月間PVのうち、半分がモバイルからということがわかりますし、25ページ目にはameblo.jpとameba.jpの合計である旨が記載されています。

さて、そのameblo.jpとameba.jpですが、Google Ad Plannerでも
 → Google Ad Plannerのameblo.jp
 → Google Ad Plannerのameba.jp
と、合計して25億PVくらいとなり、とりあえずは倍くらいまで差が縮まります。
4倍だ5倍だというほどの乖離ではないですね。

この差が大きいかどうかについては、Google Ad Plannerの信頼性がないかもという前述の話もありますし、例えばミクシィも会社の開示資料と例えばネットレイティングスのデータとでは3倍程度の開きがあるように思われますし、ボットとクローラーの件も含め、まだまだ議論の余地はあろうかと思います。

ただ、これで両者の主張がようやく同じ地平に乗ったように思うので、皆様におかれましては、今後、議論を進めるにあたり、上記の差異をまずは踏まえて下されば、より建設的になるなあと思う次第です。

さらに、その上で、例えば、ブログのあり方として、インプレッション広告でマネタイズするのに1ページ1記事ってのはどうなの的な議論がなされるのであれば、ブログメディアのあり方について、より本質的な議論に近づくのではないかと期待してます。

私は、このエコシステム的には外野に属し、観察する立場ではありますが、ネットレイティングスさんも2年前に「技術進化でPVの意味が薄れてきたんで滞在時間を新たに指標として見るよ」宣言してることもありますし、上記のブログやSNSのページの扱い方の問題も含めて、効果を計測する主体としては最終的にはユーザ単価(ユニークビジターなり登録者数なり)であるべきだとは思ってます。
 # 後出しじゃんけんみたいでよろしくないですが

もちろん、同じユーザ単価の議論をするにしても、自分も含めて、職務上、後付で売上高/PVを計算してPV単価を見るしかない立場の方々もおられましょうし、PV×クリックスルー率×コンバージョン率で顧客獲得単価を計算して・・・という方々もおられましょうし、PVは避けて通れない問題であるのは認識していますが。

なんにしても、自分がこう書くことで少しでも発展的な議論になってくれれば、と願う次第です。

ビデオサイト観すぎw

ヤフーがGyaOの過半を取得(※pdf注意)したりしている今日この頃、ComScoreから面白いデータが発表されています。

 → Japanese Internet Users Glued to Entertainment Sites
Nicovideo Reports Highest Visitor Engagement of 20 Leading Entertainment Sites


YouTubeとニコ動が3時間以上の月間利用時間なことや、その後がpantdra.tvだのveoh.comだのdailymotion.comだの、動画サイト目白押しなのはまあ想像がつくとして、放送局のサイトの滞在時間が短すぎるのも目立ちます。
もちろん動画を流しているわけではなく、番組紹介だけだとは思いますので、こんなものかなと思いますが、NHKオンデマンドや第2日テレ入れてこの数字なんでしょうかね?

価格比較サイトの浮沈(というか買収)

価格比較サイトはあまり独立して存続していない上に、売買が激しい気がしたのでメモ。
 → Yahoo、ついにKelkoo売却 11/22/08 TechCrunch
 → Microsoft、欧州の価格比較サイト「Ciao」の親会社を買収 9/1/08 MarkeZine

あと、主要なサイトの動静については何気にwikipediaのprice comparison servicesのページがとっかかりにはよさそうです。
shopping.comとかshopzillaとかpricegrabberとかsmarter.comとか、みんな数百億円の真ん中ら辺の評価だったんですね。

twitterのプレゼンスが急速に増している件

twitterはオバマが使っているとかブリトニー・スピアーズが使っているとかという話題性先行の時期を過ぎて、本格的にクリティカルマスに到達して新メディアとしてユニークなポジションを築きつつあるような感じになってきていますね、という話をまとめます。

まず、ユーザ数については最近のニュースではUS内のユニークビジターが700万ということで、おそらくグローバルだと1500-2000万くらいでしょうか。FacebookやらMySpaceやらよりは1桁低いオーダーではあります。
# 日本は数十万の下の方だという噂。
 → すごいね!, Twitterブームが過熱 3/13/09 TechCrunch

で、同じくTechCrunchから非常に面白い記事。
 → Twitterについてはそろそろ検索エンジンとして考えるべきだ 3/6/09 TechCrunch

その辺も含めて新しいサービスの話はこのあたりでしょうか。収益化に本腰いれるのはもうちょっと後でもいいとは思いますが、収益モデルの試行錯誤すべき規模にきた、ということを示しているのでしょうね。
 → Twitter、収益化に本腰 日本担当の責任者も募集 3/27/09 @IT
 → Twitter日本語版、企業向けマーケティングパッケージを限定発売 4/1/09 CNET
 → Twitter、ユーザー向け地域ニュースサービス開始か 3/9/09 TechCrunch
 → Twitter、企業アカウントを有料化へ? 2/10/09 TechCrunch


・・・とこの辺で記事書こうと思ってたら週末にGoogleが買収しようとしてたけど断ったという話が。TechCrunchの勇み足のような気がしないでもないけど、internet.comの記事の通りで、示唆に富む話ではありますね。
 → 情報筋より: GoogleはTwitterの買収で交渉中(更新版) 4/3/09 TechCrunch
 → 情報筋より:Twitterは10億ドルでも売るつもりはない 4/4/09 TechCrunch
 → Google と Twitter の交渉は何を意味するのか 4/6/09 Internet.com


さて、以前私もTwitterのポテンシャルとか自然災害とセンサーネットワークとCGM・UGC(8/31/08)とかでtwitterについては書いてますが、そこで主張したかったことは、

- 通常のニュースメディアより情報速度が速いかも(上記のエントリ以降でもムンバイのテロや九十九電機の会社更生法はtwitterの速報性が発揮されてました)
- 最も速報性があるカジュアルな口コミメディア


というようなことでしたが、上記のクリッピングをまとめるとそんなシンプルな話にとどまらず、

- 検索エンジンの追加によってtwittsphere(トゥイットスフィア)へのアクセスとインデックス化が容易になり、これまでのブロゴスフィアやCGMより格段にフレッシュなマネタイズ可能なCGMの誕生
- 検索エンジン、メール、SNS以外の手段による(収益に直結する)情報への導線(リンク)の誕生
- 検索広告(P4Pとかリスティング)に次ぐor勝る新たな広告宣伝チャネルの誕生

というように、情報のフローに影響が出て、ネットの商流やバリューチェーンに大きく影響が出てくる可能性が出てきたことがいえそうです。

少なくとも、マーケティングチャネルの一部としてtwitterを意識する必要が出てきている感じでしょうか。国内では(デジタルガレージさん的には)具体例として、IKKOStyleを上げることになるんでしょうけど、最終的にコマースをやるとして、このサイト(ブログ)とmixiとtwitterのどれが導線として有効か、から始めて、どう変化していくか、という話でしょうか。

あと、ケータイとの連携を示す記事や分析はないんですが、日本ではおそらくiPhoneの普及とtwitterの利用はかなりリンクしてそうなので、ケータイ、GPSと連携させたプレゼンス、LBS、ライフログ系の話もこれから花開いてくるのでしょう。

そう考えると時間別・地域別などのターゲティング広告なんかもフレームワーク自体は作りやすそうなので、うまいこと時流に嵌ればiコンシェルとかデジタルサイネージとか何それおいしいの?くらいの勢いがつくこともあるかもしれませんね。

mixiとコマース

 → [みんなのお題]何がでる? mixi新サービス
mixiなんでコマースやらないの?って話で、CNETでこの記事見て思い出しました。

そうそう、やってたんですよね、eHammer。
 → オン・ザ・エッジなど、オークションサイト“eHammer”をオープン
 → B to CのネットオークションでNo.1目指す--イー・マーキュリー社長
 → 自社サイトでオークションを開催できる「eHammer」
いわゆる「黒歴史」とかいわれそうな感じもしますが、10年も前だし時期尚早だっただけ、と思えば羹に懲りて膾を吹くにしても程度ってものがあるんじゃないか、ともいわれそうにも思います。

インタレストマッチ

ヤフーのインタレストマッチはそろそろこなれてくる頃なんでしょうか。
代理店も広告主も興味津々なんだろうとは思いますが・・・
Markezineに記事あったのでクリッピング。
 → 何が違う?オーバーチュアの新サービス「インタレストマッチ」
# セプテーニの方が最近書いた記事ですね。

 → 【MarkeZine Dayレポート】ヤフーとオーバーチュアが満を持して投入した「インタレストマッチ」の魅力とメリット
# こちらは9月の記事。

ライフログに関する各種サービスを実体験してみた

古くはC2Cコンテンツ、ここ数年はCGMとかUGCとかいわれている個人コンテンツですけど、その中でライフログという分野はアフィリエイト広告とかLBSとかソフトウェアとかウェブサービスとかを巻き込んで実は結構面白いマーケットになりうるんではないかと思ってます。

そんな中でソニーがLife-Xというサービスをはじめています。ベータサービスなので招待制になってますが、使わせて頂いた感じ、FacebookとGoogle Mappletsをマッシュしたような雰囲気ですね。

で、先週旅行に行ってたんですが、旅行のついでにLife-X試しつつライフログサービスの優劣をユーザとして見てみました。

コンテンツマッチとか

楽天のこれってオーバーチュアのコンテンツマッチと何が違うのか要確認。
楽天ぴたっとアド
オーバーチュア コンテンツマッチ

こういうのは小遣い稼ぎやってる人の方が物凄く詳しいだろうなあ。
2ちゃんのこういうスレでも読むのが手っ取り早いかな。
# iPhoneでオフラインで2ちゃんのログ読めるようなアプリが出ると便利でしょうね
# ってちゃんと開発している人がいる・・・2tch

それとやはりこれですね。
ヤフー、興味関心に連動する広告「インタレストマッチ」を今秋提供

自然災害とセンサーネットワークとCGM・UGC

twitterflickr眺めていたところ、NingというSNS作成サイトにGustav Information Centerというのができているのを発見しました。
2005年のKatrinaの時にはここまでやってなかったと思うので、web2.0もいわゆるhypeな時期は過ぎて本当に実用的になってきていることを感じます。

さて、日本もここ数日の雨が凄かったわけで、ゲリラ豪雨なんていう名前が出来てますが、これは既存の天気予報のシステムでは予測できないような話が中日新聞・東京新聞に紹介されています。
 → 独自の気象情報収集 自治体で大きい格差
 → ゲリラ豪雨、対応限界 予測の目“粗い網”

これに対して2ちゃんねるでスレッド立ってましたけど、その中で結構普通に「ネットインフラが全国に整ってる今だと、テレビより速報性があがってしまうんだな。」だとか「自動車のワイパーの稼動状態でも収集しる」だとか「ボランティアに小さい雨量センサーを配ってPCにつないでリP2Pネットワーク作れないかな 」だとか「これこそ全国家庭のパソコン使ってグリッド計算網を構築したらいいんじゃないか 」だとか書いてあって、なるほどなあ、と思った次第です。

NTTデータあたりが得意そうな、センサーネットワークだとか大上段に構えて大規模なシステム投資を考えるより、
 # 尤も、東京アメッシュみたいなシステムも既にあるわけですけど。
都市部だったらGPS付きのケータイとカーナビ(トヨタのTiMoとかココセコムでもいいかも)とで不正確だけど安価なシステムが出来そうですよね。少なくとも人間の智慧(経験・観察)をネットワーク化しちゃうって意味では面白い気がします。
それこそtwitterとかflickrとかmixiとか既存のサービス使ってやるだけなら予告inみたいに1日で出来ちゃったりするのかもしれません。

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